個人事業主の方こそ利用したい!記帳代行のメリットや費用を解説

「レシートが溜まってきたけど、どう整理したらいいかわからない…」
「本業が忙しくて、気づいたら記帳が数カ月分たまっている…」
「確定申告の時期になると、毎年バタバタしてしまう…」
個人事業主として事業を続けていると、こんなお悩みを抱える方がたくさんいらっしゃいます。
本業は順調なのに、経理や記帳のことになると急に気が重くなる…というのは、まったく珍しいことではありません。
実際、税理士としてご相談を受けていると、
- 記帳に時間が取られて売上につながる業務に集中できない
- 会計ソフトを入れたものの、操作が難しくて続かない
- レシート・通帳・請求書の整理が負担
- 「合っているのか不安なまま」記帳している
といったお声をたくさん聞きます。
そんな中で注目されているのが、「記帳代行」という選択肢です。
記帳をプロに任せることで、本業の時間が増えたり、経理に係わるミスが減ったりと、実は個人事業主にとって大きなメリットがあるサービスです。
この記事では、そういった記帳代行のメリットやデメリット、料金相場、依頼先の選び方等を分かりやすく解説していきます。
「日々の経理から解放されたい…」「自分でやるのは限界かも…」と感じている方にお力添えできましたら幸いです。
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個人事業主における記帳の役割と重要性

個人事業主にとって、記帳は「やらなきゃいけない面倒な作業」というイメージが強いかもしれません。
しかし、記帳は単なる事務作業ではなく、法律上も、経営上も、とても大切な“事業の土台”となる部分です。
ここでは、なぜ記帳が必要なのか、どんなメリットがあるのかをわかりやすく整理していきます。
記帳は法律で義務づけられている(白色申告・青色申告の違い)
まず大前提として、個人事業主には帳簿をつける義務があります。
以前は白色申告の場合、簡易的な帳簿でよかったのですが、現在は白色申告でも帳簿付けが必須となりました。
つまり、全ての個人事業主が記帳をしなければならないということです。
また、青色申告を選択すれば、最大65万円の青色申告特別控除が受けられますが、この控除を受けるには、正しい記帳や帳簿の保存、決められた方法での申告等が必要不可欠です。
「節税したい!」「青色申告にしたい!」と思っても、記帳が正しくできていなければ本来のメリットを活かしきれません。
正しい記帳は節税につながる理由
税理士として日々感じるのは、正しく記帳されているかどうかで、節税効果が大きく変わるということです。
例えば、領収書の整理がいい加減だったり、経費の仕訳が間違っていたりすると、本来経費として認められるものが漏れたりします。
その結果、必要以上に税金を払ってしまう人も珍しくありません。
逆に、記帳がきちんとできていれば、経費漏れがなくなり、家事按分の判断も適切になり、青色申告の特典も最大限活かすことができます。
「ただの事務作業」と思われがちですが、実際には節税のための大切な第一歩なのです。
記帳ができていないと起きるリスク
記帳が溜まってしまったり、不完全な状態のままだと、さまざまなトラブルを引き起こします。
✦ 実際に多いリスク例
- 税務調査で指摘されやすくなる
→ 記録の不備は最もよく見られるポイント - 利益が正しく把握できず、資金繰りが不安定になる
- 確定申告ギリギリで焦ってミスする
- 無申告・期限後申告になり、加算税や延滞税のリスクが高まる
特に個人事業主の場合、銀行融資を受ける際にも、正しく整った帳簿の提出が求められます。
つまり、記帳ができていないことは、税金だけでなく、事業の信用や資金調達にも影響する大きな問題なのです。
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個人事業主が記帳に悩む3つの理由

個人事業主の方とお話ししていると、「記帳が本当に大変…」「どうしても後回しになる…」という声をよく聞きます。
なぜここまで負担を感じるのか?その理由は、大きく3つに分けられます。
記帳でまずつまずきやすいのが、専門的なルールの多さです。
①会計や税務のルールがむずかしいから
「これって経費になるの?」
「どの勘定科目に分類すればいい?」
「売上っていつの日付で計上するの?」
こういった細かなルールは、会計に慣れていないと判断が難しく、間違いが不安につながります。
特に減価償却や家事按分のような専門用語が出てくると、さらにハードルが上がってしまいます。
②本業が忙しくて時間が取れないから
個人事業主は、営業・制作・お客様対応・事務など、一人で何役もこなすのが当たり前です。
その中で記帳まで毎日きちんと行うのは、正直かなり難易度が高いもの。気づけばレシートが山になっていたり、「数ヶ月分まとめてやるか…」と先延ばしになったりしがちです。
特に繁忙期は、本業を優先せざるを得ないため、記帳は後回しになりやすい悩みの一つです。
③ミスが怖くて精神的に負担になるから
記帳は、ただ数字を入力するだけではありません。
ミスがあると確定申告に影響する可能性があるため、精神的なプレッシャーが大きい作業でもあります。
間違って経費を多く計上すれば税務署に疑われるかもしれない。
逆に経費を少なく計上すれば、本来払わなくていい税金を払ってしまう。
このような不安がつきまとうため、「正しくできている自信が持てない…」という方はとても多いです。記帳が大変だと感じるのはごく自然なことで、多くの個人事業主が同じ悩みを抱えています。
だからこそ、無理に一人で抱え込むのではなく、記帳代行など外部のサポートを活用することが、本業に集中するための大きな助けになります。
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記帳代行サービスとは?基本内容をわかりやすく紹介
「記帳代行」とは、日々の取引を帳簿にまとめる作業を専門家に任せられるサービスのことです。
レシートや通帳データ、クレジットカード明細などを渡すだけで、面倒な記帳をプロが代わりに行ってくれます。
「なんとなく聞いたことはあるけど、実際何をしてくれるの?」
「レシートをポイッと渡したら全部やってもらえるの?」
と疑問に思う方のために、代表的なサービス内容を詳しくご紹介します。
記帳代行の主なサービス内容
記帳代行がカバーする業務は、主に次のようなものです。
①領収書・レシート類の仕訳入力
最も大きな作業が、会計ソフトへの「仕訳」入力です。
・経費に該当するかどうかの判断
・正しい勘定科目への分類
・税務上のルールに従った処理(家事按分・減価償却など)
これらを税務の知識を持った担当者が行うため、正確性の高い記帳が可能になります。
②通帳・クレジットカード明細のデータ化
現金以外の支払いについても、銀行口座の入出金、クレジットカードの利用明細、ネットバンキングのデータ等を整理し、売上や経費として正しく記帳してくれます。
最近はクラウド会計とも連携できるため、効率的でミスの少ない処理が可能です。
③資料の整理・保存方法のアドバイス
領収書の保管方法や提出の仕方など、
「どうまとめて渡せばいいの?」
「スマホで撮影しても大丈夫?」
といった疑問にも対応してくれることが多く、帳簿づくりに必要な体制づくりもサポートしてくれます。
④月次試算表の作成・報告
記帳代行を依頼すると、毎月の数字がまとめられた「月次試算表」を受け取れるのも大きなメリットです。
これにより、
・今どれくらい利益が出ているか
・税金はいくらくらいかかりそうか
・無駄な経費はないか
といった経営判断に役立つ情報をすぐに把握できます。
記帳代行は「確定申告」の土台作りにもなる
記帳が正しく行われていると、確定申告の作業もスムーズです。
逆に、記帳が乱れていると、申告や経費の漏れ、税金の払いすぎ、領収書の整理のやり直し等といったトラブルが起こる可能性があります。
記帳代行は、こうしたリスクを未然に防ぐための「毎月のサポート」として機能します。
どんな人が記帳代行を利用しているの?
実は利用しているのは「忙しい人」だけではありません。
・開業したばかりで経理に慣れない人
・経費の判断が苦手な人
・事業が軌道に乗ってきて取引が増えた人
・副業で確定申告が必要になった人
・数字の管理が苦手でストレスになる人
こうした方々が、業種に関係なく利用しています。
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個人事業主が記帳代行を利用するメリット・デメリット

記帳代行は便利なサービスですが、「本当に依頼するべき?」「自分でやったほうがいい?」と迷う方も多いものです。
ここでは、実際に依頼する前に知っておきたいメリット・デメリットを、できるだけわかりやすく解説します。
個人事業主の方が記帳代行を利用するメリット
個人事業主の方が記帳代行を利用すると、次のようなメリットがあります。
①本業に集中できる
記帳作業は地味で時間もかかります。
領収書の整理、仕訳、会計ソフトの操作……これらを毎月やるのは意外と大変です。
記帳代行に任せることで、売上アップのための営業、商品開発、顧客対応等、本業に時間をエネルギーを集中できるようになります。
「事務作業に追われて夜遅くまで作業している…」
こんなストレスから解放されるのは大きなメリットです。
②正確な帳簿ができる
専門家に任せると、税務ルールに沿った正しい記帳が行われます。
・経費に入れてよいかの判断
・勘定科目の選び方
・家事按分のルール
・減価償却の処理
これらを自分で勉強しながら対応するのはかなり大変です。
プロが行うことで、数字のズレや入力ミスが減り、確定申告もスムーズになります。
③税務リスクを減らせる
記帳が雑だと、税金の払いすぎや経費計上の漏れ、税務署からの問合せ等といったトラブルが起こりがちです。
確定申告のやり直しも必要になる可能性もあります。
記帳代行を利用することで、こうしたリスクを減らし、安心して事業を続けられる環境を作れます。
④お金の流れを正しく把握できる
記帳が追いつかないと、今どれくらい利益がでているのか、今月は赤字なのか黒字なのか、といった経営判断が難しくなります。
記帳代行を依頼すると、毎月まとめられた数字(試算表)が届くため、
事業の状況をタイムリーに把握でき、資金繰りの管理がしやすくなります。
⑤経理に苦手意識があっても安心
会計ソフトや仕訳に苦手意識がある人にとって、記帳代行は“安心材料”になります。
「どこから手をつけていいかわからない…」
「誤って税務署に提出したらどうしよう…」
と迷う必要がなくなり、精神的にもラクになります。
個人事業主の方が記帳代行を利用するデメリット
もちろん、記帳代行にも注意点があります。
依頼する前に知っておくことで、後悔しない選択ができます。
①費用がかかる
最も多い懸念点がこちらです。
記帳代行は月額契約が基本で、取引量に応じて料金が変わります。
自分で記帳する場合と比べると、コストが発生するのは確かです。
ただし、その分、時間の節約や税務リスクが軽減されたり、正確な数字の把握ができたりといったメリットがありますので、費用以上に価値を感じられるかどうかが判断のポイントです。
②会計の知識が身につきにくい
記帳をすべて任せると、会計ソフトの操作や仕訳処理に触れる機会が少なくなるため、
経理の知識が身につきにくいというデメリットがあります。
ただし、必要な部分だけ自分で学びつつ依頼することで、このデメリットはある程度解消できます。
③資料を毎月提出する手間は残る
完全に“何もしなくていい”わけではありません。
領収書や通帳データを毎月まとめて送る必要があります。
ただし、お持ちのスマートフォンで領収書や通帳データを撮影して送る方法や、クラウド会計と連携させる方法等が増え、昔と比べると負担はかなり軽くなっています。
④業者によって質に差がある
記帳代行といっても、税理士事務所や、その他代行業者、個人のフリーランスの方等、記帳代行の依頼先によって品質には差があります。
特に、税務判断を伴う部分は税理士でないと対応できないため、専門性・信頼性を重視するなら税理士事務所に依頼するのが安心です。
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個人事業主の記帳代行にかかる費用相場
記帳代行を検討するうえで、多くの人が気になるのが「どれくらいお金がかかるのか?」という点かと思います。
代行サービスは業者によって料金体系が異なりますが、おおよその相場はおおよそ下のような料金になることが多いです。
| 月間の仕訳数・事業規模目安 | 記帳代行費用の目安 |
|---|---|
| 仕訳50〜100件くらいの小規模 | 月額 約5,000〜1万円前後 |
| 仕訳100〜200件、取引が普通 | 月額 約1.5万〜2〜3万円前後 |
| 仕訳が多め〜多頻度、事業拡大中 | 月額 約3万円以上(+決算・申告料) |
※あくまで一般的な目安です。実際の費用は「仕訳数」「業者/税理士の料金体系」「申告オプション」「事業内容の複雑さ」によって変わります。
このように、記帳代行は「仕訳の量(領収書や明細の数)」によって料金が決まることが多いです。
業者の種類で変わる料金体系とは(税理士/記帳代行会社/フリーランスなど)
記帳代行を頼める相手は複数種類あり、それぞれ料金体系やサービス内容に違いがあります。
- 記帳代行専門業者
→ 仕訳数に応じた従量制で、比較的料金が割安なことが多い。たとえば「100仕訳まで月額約1万円程度」といったプランが相場。 - 税理士事務所に依頼
→ 記帳代行だけでなく、税務相談・申告・節税アドバイスなども含めた顧問契約での利用が多く、月額 1万円〜3万円前後から、取引量が多ければそれ以上という事務所もあります。 - フリーランスや個人での依頼
→ 「月50仕訳程度」であれば比較的安価(例:1万円弱〜)で受けられる場合があります。ただし、領収書の整理や経理判断などは依頼時に範囲を確認することが重要です。
依頼先によって「どこまで任せられるか」「税務相談や申告まで含まれるか」が異なるため、“料金+サービス内容”の両方を比較することが大切です。
確定申告や決算料等のオプションや追加費用に注意!
記帳代行の月額料金だけでなく、以下のような追加費用がかかる場合があります:
- 年に一度の確定申告や決算手続き(決算書作成、税務申告書類作成など)
- 消費税の処理や、複雑な勘定科目(減価償却・家事按分など)の処理
- 領収書や請求書の整理・分類サービス(郵送/データ化など)
そのため、契約前に「月額費用に何が含まれているか」「オプションは別料金か」を必ず確認するのがおすすめです。
記帳代行を依頼する際、次のような工夫をすれば、コストを抑えつつサービスを活用できますのでチェックしてみてください。
- 領収書・レシート・明細を月ごとにまとめて渡す(整理に時間をかけない)
- 必要最低限の仕訳だけ依頼 → 売上管理などは自分で行う
- クラウド会計ソフトとの連携が可能な業者を選ぶ(データ入力が効率化)
- 決算/確定申告だけ依頼する「年1回プラン」を活用
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記帳代行を依頼するのがおすすめな個人事業主とは?
記帳代行は「経理が苦手な人だけが使うサービス」というイメージを持つ方も多いですが、実際には、事業の成長段階や働き方によって必要性が大きく変わるサービスです。
ここでは、記帳代行の利用が特におすすめな個人事業主の特徴を具体的に紹介します。
①本業が忙しく、経理に時間を割けない人
個人事業主にとって、最も価値の高い時間は「売上を生み出す仕事」に使う時間です。
しかし実際には、
・レシートを整理する
・請求書を入力する
・科目を調べながら記帳する
こうした作業に毎月何時間も取られてしまい、気づけば夜や休日に作業している…という人も多いもの。
本業が忙しい方ほど、記帳はプロに任せて集中できる環境をつくることで、売上に直結する時間が増えるという大きなメリットがあります。
②少しずつ取引が増えてきて、記帳が追いつかない人
開業当初はなんとか自分で記帳できていても、取引先が増えたり、事業が軌道に乗り始めたりと、ほんの少しビジネスが大きくなっただけでも、記帳が急に複雑になります。
仕訳数が増えると、「どんな科目を使うべきか?」「これは経費で落とせるの?」と迷う場面も増え、手作業では追いつかなくなることも。
記帳代行を利用すれば、取引量が増えても正確に処理してもらえるので、事業の成長に安心して集中できます。
③経理や税務の判断が苦手・不安がある人
個人事業主の相談で多いのが、「どの経費が落とせるかわからない」「科目の選び方が毎回違ってしまう」といったお悩みです。
記帳は見た目以上に専門性が必要な作業で、
・勘定科目の判断
・消費税の処理
・家事按分の計算
・減価償却の計算
・税務上の注意点
など、正しく処理しないと確定申告の際に問題が起きる可能性もあります。
記帳代行でプロに任せることで、税務リスクを減らし、安心して申告を迎えられるというメリットがあります。
④確定申告の時期になると毎年バタバタしてしまう人
「毎年2月になると慌ててレシートを引っ張り出して整理している…」
という方は非常に多いです。
実際、確定申告期は資料の紛失やレシートの混在、経費の計上漏れ等のトラブルが起きやすい時期でもあります。
毎月の記帳を代行に任せておけば、確定申告が圧倒的にスムーズで、精神的なストレスも減るため、利用価値は非常に高いといえます。
⑤経営に必要な「月次の利益」を把握したい人
記帳代行サービスでは、毎月の「月次試算表」が提供されることが多く、今どれくらい利益が出ているのか、税金はいくらくらいになりそうか、どこに無駄な経費があるのかといった経営判断に必要な情報が自然と手に入ります。
数字の把握は、本業の意思決定に直結するため、ただ正確に入力するだけでなく「経営の見える化」ができる点も大きなメリットです。
さいごに
個人事業主にとって、記帳はとても大切な業務ですが、実際には「時間がない」「やり方がわからない」「間違えたらどうしよう」と不安を抱きやすい部分でもあります。
その中で、記帳代行はあなたの負担を大きく軽減し、本業に専念できる環境を作ってくれる心強いサービスです。
様々なお悩みを抱えている個人事業主の方にこそ、記帳代行はおすすめです。
経理は、一人で抱え込むとどんどん負担が大きくなります。
あなたの大切な時間を取り戻し、事業をもっと伸ばすためにも、ぜひ一度専門家のサポートを検討してみてくださいね。
税理士法人ストラテジーでは、個人事業主の方からのご相談を無料で受け付けています。
皆様のご状況を伺い、最適な方法をご提案しますので、安心してご相談ください。
必要な方に必要なサポートが届き、あなたの事業がもっと伸びていきますよう、心から願っています✨
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