八代市で日本政策金融公庫の融資を利用したい方へ＊制度内容と申請の流れを解説

八代市でこれから起業したい、または事業を立ち上げたばかりの方にとって、「資金調達」は避けて通れない大きなテーマですよね。
中でも多くの創業者が利用しているのが 日本政策金融公庫の融資です。

公庫は、一般の銀行に比べて、
・創業して間もない人でも利用しやすい
・無担保・無保証で借りられる制度がある
・八代市にも担当支店があり相談しやすい
といった特徴があり、八代市の事業者からもよく選ばれています。

とはいえ、「どんな種類の融資があるの？」「八代市ではどうやって申し込むの？」「必要書類や審査のポイントがよくわからない…」という不安を抱える方も少なくありません。

そこでこの記事では、八代市で日本政策金融公庫の融資を申し込む際に知っておきたいポイントをお伝えします。

八代市での創業・法人化を考えている方にとってこの記事が、あなたに使える融資制度やそれをスムーズに申し込むための流れ、審査が通りやすくなるポイント等ををご理解いただく一助になりましたら幸いです。

不安を安心に変えて、一緒に一歩を踏み出していきましょう！

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日本政策金融公庫とは？

日本政策金融公庫は、国が100％出資している“政府系金融機関”です。
八代市でこれから事業を始める方にとって、とても頼りになる存在で、毎年多くの創業者が日本公庫の融資を活用して開業の資金繰りを安定させています。

日本政策金融公庫の大きな特徴

日本政策金融公庫には、以下のような一般の銀行とは異なる特徴があります。

• 創業したばかりの人でも融資を受けやすい
  銀行は実績や決算書が重視されますが、日本政策金融公庫は「これから頑張りたい人」も対象。
  創業予定者（まだ開業前の方）でも申し込めるのが大きなポイントです。
• 無担保・無保証の融資制度がある
  保証人を立てられない方や、資産が少ない方でも利用しやすい仕組みが整っています。
• 事業経験が浅い人にも柔軟に対応
  特に八代市のように中小企業・個人事業主が多い地域では、創業者の挑戦を後押しするための相談体制が整っています。

八代市の日本政策金融公庫の特徴

八代市は、農業・製造業・建設業・飲食業など、幅広い業種の創業が多い地域です。
そのため、次のような理由で日本政策金融公庫の融資がよく選ばれています。

• 設備資金や運転資金がまとまって必要な業種が多い
  例えば飲食店を開業する場合、厨房機器や内装費など多額の初期投資が必要になります。
  日本政策金融公庫はこうした“創業初期の大きな資金需要”に強いのが特徴です。
• 八代市に相談しやすい窓口（熊本支店）がある
  近くに相談できる支店があるため、初めての方でも安心。
  電話やオンライン相談にも対応しているので、忙しい方でも利用しやすいのがメリットです。
• 地域の金融機関との連携がスムーズ
  八代市の地元銀行・信用金庫と日本政策金融公庫は連携しており、二重融資や資金調達計画の相談もしやすくなっています。

八代市で開業を目指している方にとって、日本公庫は「最初の資金調達先」として現実的で利用しやすい選択肢になっています。

📍日本政策金融公庫 八代支店
〒866-0857 熊本県八代市出町4-17
TEL：0570-098-446(ナビダイヤル)

八代市で利用できる日本政策金融公庫の融資制度

まずは八代市の創業者、起業家が活用しやすい日本政策金融公庫の主な制度をまとめました。

きっと、八代市にお住まいの方が新しく開業を目指したり、再チャレンジする場合に実用的な選択肢になりますよ。

新規開業・スタートアップ支援資金（国民生活事業）

• 対象者：新しい事業を始める方、または開業後「おおむね7年以内」の方。公庫が求める適正な事業計画を持っている必要があります。
• 資金用途：設備資金・運転資金の両方に使えます。
• 融資限度額：最大 7,200万円（そのうち運転資金は 4,800万円まで）
• 返済期間：
  • 設備資金 → 20年以内（5年以内の据置期間あり）
  • 運転資金 → 10年以内（5年以内の据置期間あり）
• 金利・利率：基準利率。さらに、特定の条件を満たす場合（女性・若者・シニア・創業支援プログラム受講者など）は 特別利率 が適用される可能性があります。
• 担保・保証人：希望に応じて相談可能。公庫は柔軟に対応してくれるケースが多いです。
• 特徴：2025年3月に制度名称が「新規開業資金」から 「新規開業・スタートアップ支援資金」 に変わり、よりスタートアップ向きの支援を強化。

新規開業・スタートアップ支援資金（再挑戦支援関連）

再挑戦（廃業経験がある等）の方は、新規開業・スタートアップ支援資金（再挑戦支援関連）を狙うことで、過去負債対応にも資金をあてながら新規事業が可能になります。

• 対象者：以前に事業を行っていた方（廃業歴あり）で再度創業する人、または廃業経験のある経営者が新規事業を始める法人。
• 資金用途：設備資金・運転資金に加えて、前事業の債務返済資金も含めることが可能。
• 融資限度額：7,200万円（うち運転資金 4,800万円）
• 返済期間：
  • 設備資金 → 最長 20年（5年以内を据置可）
  • 運転資金 → 最長 15年（5年以内を据置可）
• 金利・利率：基準利率。ただし、一定の条件（たとえば特定創業支援等事業を受けている、新しく会計制度を適用するなど）で 特別利率 が適用される可能性あり。
• 特徴：再チャレンジを支援するための制度として、過去の借入・負債整理を含めた柔軟な資金使途が認められている点が強み。

新規開業・スタートアップ支援資金（中小企業経営力強化関連）

• 対象者：創業して間もない方（または創業後7年以内）で、かつ 「中小企業の会計に関する基本要領」 などの中小企業会計制度を適用して、かつ経営革新等支援機関（税理士・中小企業診断士など）による助言を受けている方。
• 資金用途：設備資金・運転資金ともに利用可能。
• 融資限度額：7,200万円（うち運転資金は 4,800万円が目安）。
• 返済期間：
  • 設備資金 → 20年以内（据置5年以内）
  • 運転資金 → 10年以内（据置5年以内）
• 金利・利率：特別利率Aが適用されることがあり、他の特例制度（経営者保証免除制度など）との併用も検討可能。
• 担保・保証人：必要に応じて相談。公庫側は柔軟に対応します。
• 特徴：会計制度をきちんと整備して事業を持続的に成長させたい“本気のスタートアップ”にとって、有利な条件が用意されている制度。

創業計画書を作る際には、「中小会計を使って会計をきちんとやる予定がある」「経営革新等支援機関の助言を受ける予定」と明記できれば、上記の利用も視野に入れることができます。

また、日本政策金融公庫に融資を申し込む際は、八代市の「創業支援事業計画」認定を受けた特定創業支援事業を活用することで、金利優遇などのメリットが得られる可能性が高まりますよ。

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八代市で創業融資を申し込むときの流れ

八代市で日本政策金融公庫の創業融資を申し込む際の流れは、全国共通の手続きと同じです。
しかし、地域の商工会や支援機関を活用するとスムーズに進めることができます。

ここでは、初めての方でも迷わないように、申込の流れについて順番にお伝えしていきます。

①事業計画を固める（創業計画書のたたき台を作る）

まずは、あなたが「どんな事業をするのか」「どのくらいの売上を見込んでいるのか」「開業にいくら必要なのか」など、事業の骨組みを作るところからスタートします。

特に日本政策金融公庫では、創業計画書が審査の中心になるため、ここがとても重要。

八代市では以下のような機関で事業計画の相談もできます。

• 八代商工会議所
• 八代市商工会
• 熊本県よろず支援拠点（オンライン相談も可）

「いきなり計画書なんて無理…」という方も、こうした無料相談を活用すれば、初めてでも安心して作成できます。

私たち熊本創業融資相談室でも、事業計画書や創業計画書の作成のサポートをしております。
さらに事業計画書や創業計画書のサポートだけでなく、創業融資を獲得するためサポートや、会社設立に係わるサポートをお受けしておりますので、お気軽にお問合せください。

②必要書類をそろえる

創業融資で必要になる主な書類は次の通りです。

• 創業計画書
• 見積書（設備や備品の購入予定がある場合）
• 通帳（6〜12ヶ月分の入出金履歴）
• 本人確認書類（運転免許証。マイナンバーなど）
• 確定申告書（過去に事業していた場合）
• 見積書（設備資金の申込の場合）
• 履歴事項全部証明書または登記簿謄本（法人の場合）

その他、申し込み状況によって必要な書類はありますが、日本政策金融公庫の公式サイトからも最新の必要書類を確認できます。

参考：日本政策金融公庫「創業予定の方」

「何を準備すればいいかわからない…」という方は、八代商工会議所などでチェックしてもらうことも可能です。

③日本政策金融公庫への申込

現在、日本政策金融公庫の融資では、インターネット申込（Web申込）ができます。

入力項目を埋めて、必要書類をPDFや画像で添付すればOKなので、忙しい創業準備中の方にもおすすめです。

もちろん 八代市内の公庫窓口での相談予約・持ち込み申込も可能なので、「直接相談したい」という方は予約して伺うとスムーズです。

④面談（融資担当者とのヒアリング）

申込後、数日〜1週間程度で公庫の担当者から連絡が入り、面談日程が決まります。

面談では次のような内容を聞かれます。

• 開業の動機
• 事業の強み・競合との差別化
• 売上・利益の根拠
• 借入金の使い道
• 自己資金の状況

緊張する必要はなく、事業内容を素直に説明すれば大丈夫です。

八代市の創業者は、飲食業やサービス業など地元密着型の事業が多いので、担当者も丁寧にヒアリングしてくれます。

⑤審査（1〜2週間程度）

面談後は、書類内容とヒアリング結果を踏まえて審査が行われます。

審査期間はおおむね 1〜2週間程度。
ただ、申込みが集中する時期（1〜4月）はもう少し長くなることもあります。

審査中に追加資料を求められるケースもあるので、連絡には早めに対応するのがおすすめです。

⑥融資実行（口座へ入金）

審査に通過すると、正式な通知が届き、その後 指定口座に融資金が振り込まれます。

このタイミングで晴れて事業の資金繰りが整い、開業準備を本格的に進めることができます。

【八代市で創業を検討されている方が失敗しないためのポイント】

• 事前に商工会議所や専門家に計画書をチェックしてもらう
• 設備投資の見積りは複数社から取得しておく
• 自己資金はできるだけ通帳で証明できる形で積み立てておく
• 開業日を決める前に、融資スケジュールを逆算しておく

八代市は創業支援がしっかりしているため、伴走してくれる機関を上手に活用することで、融資の成功率は大きく変わります。

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八代市で使える創業・起業サポート制度

八代市には、日本政策金融公庫以外にも、創業を応援するためのさまざまな制度があります。

実は八代市は、熊本県内でも創業支援の体制がとても手厚い地域のひとつ。
市役所・商工会議所・金融機関・支援団体がしっかり連携していて、初めての起業でも迷子になりにくい環境が整っています。

ここでは、八代市で利用できる主な支援制度を、なるべく分かりやすく、実際の起業シーンを想像しながら紹介します。

創業の「最初の一歩」をサポートする「創業支援等事業計画」

八代市は、国の制度である「創業支援等事業計画」の認定を受けています。
これを基盤に地域全体で創業者をバックアップしています。

この計画では、

• 八代市役所
• 八代商工会議所
• くまもと産業支援財団
• 日本政策金融公庫 八代支店
• 熊本県信用保証協会

といった機関が連携し、相談〜資金調達〜販路開拓まで、一連の流れを切れ目なくサポートする仕組みとなっています。

特に注目したいものが、「特定創業支援等事業」です。
この事業を通して創業スクールやセミナー等の定期支援を4回以上受講した方は、以下のような認定企業者として特典を受けることができます。

• 会社設立時の登録免許税が軽減
• 日本政策金融公庫の融資で有利になる
• 八代市の創業者向け融資制度の条件が良くなる

「何から始めるべきか分からない…」という方は、この制度の講座や相談に参加するだけで道筋が見えてくることが多いですよ。

市独自の融資制度も充実

八代市では、市独自の融資制度も用意されています。
公庫の融資と組み合わせることで、創業の資金調達の幅がグッと広がります。

代表的には以下のようなものがあります。

● 八代市創業者支援融資制度

創業したばかり、またはこれから創業する方向けの融資で、初めての創業者に利用しやすい設計になっています。

出典：八代市「八代市中小企業融資制度」

● 八代市中小企業経営安定特別融資制度

創業直後だけでなく、事業を安定させたい方にも利用できる融資制度。
最大1,500万円まで利用でき、市の保証料補助があるため返済計画を立てやすいのも魅力です。

公庫の融資だけにこだわらず、市の制度も併用することで、資金調達の選択肢が広がりやすくなります。

出典：八代市「八代市中小企業融資制度」

起業相談・経営相談の拠点も複数あり

創業時は「専門家に一度聞けばすぐ解決するのに…」という場面に直面することが多いです。
八代市は相談窓口が多いので、気軽に相談しやすいのが大きなメリット。

ここでは、八代市内で利用できる施設を3つご紹介します。

八代商工会議所（経営相談・融資相談）

八代商工会議所では、起業相談、経営相談、資金調達相談を受け付けています。創業を考えている人はまずここに相談に行く人も多く、商工会議所ならではのネットワークと支援力があります。

八代商工会議所：https://8246cci.or.jp/

公益財団法人くまもと産業支援財団（特定創業支援）

くまもと産業支援財団や市経由で連携している起業支援機関では、「特定創業支援等事業」として経営・財務・販路・人材育成の知識習得を支援しています。

公益財団法人くまもと産業支援財団：https://www.kmt-ti.or.jp/

SUNABACO YATSUSHIRO（スキル・事業づくりの教室）

SUNABACO YATSUSHIROというコワーキングスペース／スクールも、起業・副業者にとって貴重な拠点です。
熊本では八代市に拠点を構え、全国に拠点が存在します。
マーケティング講座やDX人材育成講座なども実施されており、ビジネスを形にする力を身につけられます。

特にSUNABACOは、デジタル・マーケティング・プログラミングなど、今の時代に必要なスキルを学びながら起業につなげられる場所として人気です。

「起業アイデアを形にしたい」「WebやSNS集客も勉強したい」

そんな方にはとても心強い味方になりますよ。

SUNABACO：https://sunabaco.com/

八代市は「創業しやすいまち」。制度を上手に組み合わせよう！

ここまで紹介した支援制度を見ると分かるとおり、
八代市は“創業時の不安を減らし、前向きな一歩を後押しする”制度が本当に豊富です。

• 融資（公庫×市融資）
• 補助金（ふるさとスタートアップ）
• 相談体制（商工会議所・支援財団など）
• スキル向上の場（SUNABACO）

これらを必要に応じて組み合わせるだけで、事業の立ち上げはぐっとスムーズになります。

「自分の事業はどの制度が使えるかな？」
「まずは誰に相談すればいいんだろう？」

そんな迷いがあれば、遠慮なく聞いてくださいね。八代市で創業する方のために、あなたに合った制度の選び方・組み合わせ方も一緒に考えられます✨

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融資審査を突破する創業計画書の作り方のポイント

創業計画書は「夢を語る紙」ではありますが、融資審査の場ではむしろ 「数字と根拠で語る書類」 が力を持ちます。
担当者は「この計画で本当に返せるか？」をまず見るので、説得力のある根拠と現実的な数値を揃えることが合格への近道です。以下、具体的な作り方のコツを段取り順に説明します。

①まず冒頭で融資の目的や必要額、要点等の結論を伝える

計画書の最初に、短く要点をまとめましょう。
面接の冒頭で説明できる内容です。

• 何をする事業か（業種・業態）
• 融資希望額と使途（例：設備200万円、運転資金100万円）
• 開業予定日と売上見込みの要旨（初年度・3年目目標）

冒頭でこれがパッと示せると、審査担当者は「話を追いやすい」「意図が明確だ」と感じます。

②売上・利益計画は「根拠」をセットで示す

数値だけ並べても説得力は弱いです。必ず根拠を明示してください。
書き方のポイントとしては、

• 月別の売上予測（少なくとも初年度は月ごと）を提示する。
• その売上の根拠を箇条書きで書く（顧客単価 × 来店数想定、契約件数、受注予定、既存取引先の見込みなど）。
• 仕入れや外注、家賃、人件費など主要経費の計算式を簡潔に示す。
• 黒字化の時期（何ヶ月目に損益分岐か）を明記する。

審査担当は「楽観的すぎないか」「根拠が現実的か」を重視します。
見積書や事前契約書・ヒアリングの根拠を添えて補強しましょう。

③キャッシュフロー表を必ず入れる（現金不足リスクの説明）

損益計算ではなくキャッシュフロー（現金の出入り）を示すことが重要です。
融資は「返済できるか」が焦点なので、現金残の推移が見えれば安心材料になります。

入れるべき項目例（初年度・月次）は、売上入金、仕入・支払、家賃、人件費、借入金返済、期末現金残です。
「売上は出るが入金が遅れて資金ショートする」ケースを避けるために、入金条件（掛取引なら何日サイトか）も書き添えましょう。

④見積書・契約書・写真などの証拠資料を添付して信頼性アップ

数字の裏付けは何より強い説得材料です。
計画書に出した金額は必ず裏取りできる資料を添付してください。

• 設備・内装の見積書（業者名・日付入り）
• 仕入先との仮発注や注文書の写し、取引先候補のリスト
• 店舗候補の賃貸借契約書案または承諾書
• 市場調査の簡易データ（アンケート結果、近隣競合の資料）
• 自己資金の通帳コピー（準備の履歴がわかるもの）

資料が揃っていると、担当者は「実務として準備が進んでいる」と評価してもらえます。

⑤リスクとその対策を明確にする

「リスク＝隠すもの」と思っている方はいませんか？
むしろ、現実的にリスクを認識して適切な対策を用意しているかが見られます。

装丁リスクの例：
・当初は集客が想定より低い可能性
　➡対策：広告費の段階的投入、出張セールスで短期即時売上確保
・主要仕入先の納期遅延
　➡対策：代替仕入先リストの準備

リスクと対応を表形式で1〜2ページにまとめておくと読みやすいです。

⑥自己資金と返済原資の説明は丁寧に

自己資金があるかどうかは重要な評価項目です。
数字だけでなく資金の準備過程（通帳の変遷）を示すと説得力が増します。

ポイントは以下の通りです。

• 自己資金の額と出所（貯蓄、親族出資など）を明記
• 「いつ準備したか」「口座への入金履歴（通帳コピー）」を付ける
• 返済はどの収入（営業キャッシュフロー、別収入）から行うのかを明示する

なお、自己資金が少ない場合は、なぜ少ないのか（節約している、自己資金以外の担保や保証がある等）を説明しておくと良いです。

⑦「実行可能なスケジュール」と担当者が質問しやすい構成にする

創業準備のスケジュール（工事、開店準備、販促開始日、仕入日程など）を逆算で書くと、実行力を示すことができます。

面談での質疑応答を想定し、よく聞かれそうな点（採算性の根拠、繁忙期想定、主要顧客）を箇条書きで用意しておきましょう。

⑧書式・見た目も侮らない！読みやすさは信頼感に直結する

読みづらい計画書は、それだけで印象を下げます。

事業概要や数値計画、資金使途等は見出しを付けて章立てを明確して見やすく整えることで、信頼感に繋がることもあります。

⑨特定創業支援等事業や専門家支援を受けているなら必ず記載する

八代市などで特定創業支援等事業を受けている場合、その旨を明記すると審査での有利要素になります（利率優遇や市の支援連携でプラス評価されることがあります）。
同様に、税理士や中小企業診断士などの専門家に計画書をチェックしてもらった履歴があれば、それも書いておきましょう。

⑩面談での伝え方のコツ（最後のひと押し）

面談は計画書の補足説明の場です。
以下の点を意識すると好印象になりますよ。

• 短く要点→次に詳細、という「逆三角形」の説明順にする
• 数字は端的に言えるようにしておく（初期必要資金、月間損益分岐、自己資金額）
• 不明点を無理に誤魔化さず、「現在準備中で○月に提出予定です」と具体日を提示する
• 誠実さは加点ポイント。矛盾点があるより、正直に説明して改善策を示す方が信頼されます

まとめ

八代市で日本政策金融公庫の融資を利用して創業しようとするとき、必要なのは「特別な才能」ではなく、準備の質です。
今回の記事でお伝えしたように、ポイントはとてもシンプルです。

• 今の自分の計画を、数字と言葉で丁寧に説明できること
• 審査担当者が「この事業なら返済できそうだ」と感じられる根拠を示すこと
• 八代市の支援制度や専門家のサポートを上手に組み合わせること

この3つさえ押さえておけば、事業の規模に関わらず融資の成功率は確実に上がっていきます。

創業計画書は、あなたの思いや強みを「見える形」にする大切な書類です。
でも、ひとりで完璧を目指さなくても大丈夫です。
八代市には、商工会議所の窓口や創業支援相談、そして日本政策金融公庫の担当者など、相談できる場所がたくさんあります。

そしてもし、
「数字の根拠をどう書けばいいかわからない」「計画書を一度プロに見てほしい」
そんな不安があれば、専門家に頼るのも立派な選択肢です。

税理士法人ストラテジーでは、八代市の創業融資・創業計画書づくりを無料で相談できます。
弊社では八代市に八代事務所を構えており、八代市にお住まいの方もお気軽にご相談いただけます。

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