更新日:2020年9月6日

前記事で会社設立の手続きや流れをお伝えしました。 今回は、法的な手続きのほかにどんな準備が必要になるのか、 会社設立の流れの中で有効活用できるサービスなど、
有意義かつ効率的に会社を設立するためのポイントをお伝えします。
早めの準備で経営を円滑にスタートさせましょう!!
法的な会社設立手続きを終えても、実際に会社を運営するには他にも準備するものがたくさんあります。
□法人銀行口座 登記簿謄本の取得後は、個人口座にある資本金を法人口座に移動させるために、必ず法人の銀行口座を作成しなくてはなりません。
もちろん会社設立後はビジネスとプライベートの区別をつけるため、経費の支払いは法人口座を利用することになります。
最近では、様々な詐欺が横行している現状から、法人口座開設の銀行のチェック手続がかなり厳重になっており、新設法人の口座開設までは3週間~1カ月程度かかっているように思います。
□各種契約書 雇用契約書、業務委託契約書、請負契約書、売買契約書、領収書など
その都度新しく契約書を作成していては時間がかかります。業務を円滑に進めるにはあらかじめ契約書のフォーマットを準備しておくと効率的です。 会社で使う書類はインターネットでフリー素材のひな型をダウンロードして使うこともできます。
□オフィス関連 定款を作成するときにには、設立する会社の本店所在地を決めておかなくてはなりません。 自宅兼事務所とされる方も多くいらっしゃると思いますが、賃貸オフィス・貸事務所を構えることで会社としての信頼性は高くなります。 業種により必要なオフィスも様々だと思いますが、最近では、最初から必要な備品類が完備されているレンタルオフィスもあり、借りるだけですぐに業務をスタートさせることが可能となっているような物件もあります。
□会計ソフト 会社の日々の動きを仕訳というかたちで帳簿へ毎日記帳しなければなりません。 帳簿も現金出納帳、得意先元帳・売上帳や仕入帳・入出金伝票などなど手書きでつけることも可能ですが、会計ソフトを利用することで作業時間をグッと短縮することができます。 当社では、見積書・納品書・請求書・領収書をまとめて作成でき、会計帳簿との連動も可能なクラウド型の会計ソフトを利用しており、お客様に大変ご好評いただいております。
一例ですが、これらのことを早々に準備しておくと、設立して間もない会社であっても、信用できる会社だと良い印象を与えることができます。
会社設立のポイント
□会社設立は代行サービスを利用して賢く準備しましょう 会社設立の流れを把握する中で「ややこしい」と感じたら、代行サービスを利用もおすすめです。手続きの流れや必要書類を理解しきれないまま自力で会社設立を進めてしまうと、間違えた時にやり直しが必要となり手戻りが生じます。 煩雑な手続きは専門家に任せることで、別の準備をする時間・営業活動の時間が生まれます。 代行サービスでは短期間で会社設立ができるというメリットがありますので十分に代行手数料を支払う価値があります。 当社でも、会社設立のお手伝いに力を入れており、多くのお客様の開業・法人設立をサポートしてまいりました。ぜひ一度ご検討してみてください。
□設立した会社をアピールしていくことが重要
様々な営業ツールを準備しましょう!
◆会社のロゴ 視覚イメージは記憶に残りやすいです。会社のロゴはホームページや名刺などに使用するため、早い段階で作成しておくことをおすすめします。
◆名刺 ビジネスチャンスはいつどこで起こるか分かりません。 基本的な情報が揃ったら、いち早く名刺を作成しておきましょう。
◆会社のホームページ インターネットで情報収集をすることが当たり前となった今、できれば早い段階でホームページ作成を検討してみてください。 会社名が決まったらドメインを先に取得しておくのもおすすめです。
◆会社概要のチラシや冊子 ホームページとは別に、どのような事業を行う会社なのか分かるチラシや冊子を作っておくと便利です。営業に出向いた際に、見栄えのいい会社概要を記したチラシや冊子があれば、後からでも興味を持ってもらうことができます。
こちらも一例ですが、ゼロから会社を設立し、いち早く軌道に乗せるには、会社設立手続きの流れだけでなく、会社設立前後に必要なものを把握することも重要です。 熊本で開業・会社設立・法人成りをご検討中の皆様のお役に立てば幸いです!