熊本で起業を検討している方が、最初に乗り越えなければならない壁は事業資金の調達です。自己資金が足りない方は創業融資の審査に通ることです。
その場合、起業者の多くは日本政策金融公庫の創業融資を利用するでしょう。
では、日本政策金融公庫の審査は厳しいのか、創業融資を受けるにはどのような対策を講じればいいのか解説していきます。

日本政策金融公庫の審査通過率はどのくらい??
日本政策金融公庫では、起業する方を対象に創業融資を行っていますが、それでも審査に落ちてしまう人は大勢います。
日本政策金融公庫の審査通過率は、50~60パーセント程度で、申込者の半分近くは審査に落ちているのです。
審査が通らなかった人の中には、自治体が行っている制度融資の方の審査に通過している人もいます。
しかし、両方とも審査に落ちてしまう人も多いのです。
審査に落ちてしまったらどうすればいいのか??
日本政策金融公庫の制度融資は、一度審査に落ちてしまっても再度申し込みが可能です。ただし、何度もチャレンジしたからといって審査に通過しやすくなるわけではありません。
以前に申し込みをしたときに審査に落ちた原因を改善した上で申し込む必要があります。
また、短期間のうちに何度も申し込むのではなく、前回の申し込みから半年程度は期間を空けるのが望ましいと言われています。
審査に落ちてしまうと、それだけ事業を開始するのが遅れてしまうため、1回で済むように準備して審査に臨みましょう。
審査に落ちてしまう原因は何か??
日本政策金融公庫の審査に落ちてしまう人には、いくつかの共通点が見られます。
その共通点に当てはまらなければ、審査に通過する可能性は高いでしょう。
経営計画の内容に矛盾や無理がある
経営計画は、貸し付けた資金がきちんと返済されるかどうか判断する上で重要度の高い資料です。根拠の乏しい数字を用いた経営計画や、甘い考えに基づいた経営計画だとマイナスになってしまいます。
客観的な根拠に基づいた現実的な経営計画が必要です。
自己資金が少ない
自己資金だけでは足りないために創業融資を受けるわけですが、それでもあまりに自己資金が少なすぎると審査に通ることはできません。
創業資金の概ね30パーセント程度は、自己資金で賄うのが望ましいでしょう。
20パーセントを下回ると、審査に通るのが難しくなります。
できれば40パーセント以上が理想です。
税金や公共料金を滞納したことがある
税金や公共料金の支払いは遅れることは通常ありません。
滞納するということは、税金や公共料金に充てるお金を準備できなかったり、無計画にお金を使っていたりすることを意味します。
そのような人に融資をすると、税金や公共料金と同じように借りたお金の返済も遅延してしまい、回収が困難になると判断されてしまうでしょう。
取引先への対応なども遅れがちになり、上手く事業を継続していくのが難しいと判断される場合もあります。
個人信用情報に傷がある
ローンやクレジットカードの返済が遅れたことがある人も要注意です。
事業とは関係のない物を買うために利用したということで、問題ないと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、ローンやクレジットカードの返済が遅れる人は他のことに関しても返済が遅れると捉えられてしまいます。
面接時の様子
日本政策金融公庫の審査では面接も実施されます。
面接で聞かれることは主に事業内容に関することや、融資希望理由や希望金額などが中心です。
また、人柄や説明の仕方などを見る目的もあります。
ここできちんとした対応ができていないと、顧客や取引先と良好な関係を築いていくのが難しいと判断されてしまうでしょう。
ただ、服装やあいさつ、ビジネスマナーなど基本的なことができていれば問題ありません。
無理に上手く話そうとして不自然になってしまわないように注意しましょう。
まとめ
日本政策金融公庫の審査は、決して易しくはありません。
しかし、本気で起業しようとしている人がきちんと準備した上で臨めば、融資を受けられる可能性は高いです。
もし、自信がなければ専門家に相談した上で申し込むようにしましょう!
当社では、創業融資の支援業務を行っています。
もちろん、ご自身で申請をされ日本政策金融公庫の審査に落ちた方であっても、当社の支援を受けられた上で再度申請をし、無事に日本政策金融公庫の審査を通過され、事業を開始された方は多数いらっしゃいます。
当社では初回限定の無料相談をおこなっていますので、よろしければお問合せください。